草木による和紙夾纈染

ラジオ高崎【 LUV×CUL(ラブカル)】で「Find it 高崎じまん」のコーナーで高崎友の会くりの会が製作している草木による和紙夾纈染の団扇を取り上げて頂きました。友の会のこと・夾纈染のことなど10分もお話しくださりありがとうございました。

 

番組内でご紹介いただいた製品は高崎オーパ1階【高崎じまん】で購入することができます。

 

また、2022年10月16日(日)高崎市染料植物園で『菊池周子の草木による和紙夾纈染』技法講習会があります。故菊池周子さん(高崎友の会会員)の後を引き継いで高崎友の会くりの会のメンバーが講師です。

 

夾纈染は、天平の頃、三纈(蝋纈・纐纈・夾纈)の一つとしてあった染物です。昭和十年頃、自由学園の工芸研究所が、パリの万国博覧会に夾纈染の作品を出品して受賞し、その後、全国に広がったそうです。

 

菊池周子さんは、昭和三十五年に友の会で、この和紙夾纈染に出会いました。四国をはじめ各地の紙漉場にも足を運び、和紙を探し、化学染料から草木染へと移行してゆきました。

 

また染めた紙にこんにゃく糊を塗っては揉んで強化すること、陰影の美しい縮緬様の皺を固定するため接着芯を貼り、布と同じように扱えるようにすることなど、半世紀にわたり工夫と研究を重ねてこられました。そして、それらを惜しみなく皆に伝え、平成二十八年十二月天に召されました。

 

その技術とこころを嗣り受けた高崎友の会では、より多くの方々がこの草木による和紙夾纈染の美しさを、日常の生活の中で愛して下さればと願って活動しています。 

 

 草木による和紙夾纈染 くりの会の活動